サッカー明治安田生命J3第32節は19日、静岡県の愛鷹広域公園多目的競技場で行い、FC琉球はアスルクラロ沼津と対戦して0―1で敗れた。
全体を通して琉球のペースで進み、何度も決定機をつくるが、相手の粘り強い守備に阻まれた。通算成績は12勝11分け8敗、勝ち点は47のまま。
琉球の失点は後半20分、自陣でのファウルで相手にPKを与え、これを決められた。
琉球は試合終了間際まで猛攻を仕掛けたが、得点できなかった。
琉球の次戦は12月3日午後1時から、沖縄市の県総合運動公園陸上競技場でカターレ富山と対戦する。ホーム最終戦となる。
(2)愛鷹(沼津1勝1分け)
沼津 16勝9分け5敗(57)
1―0(0―0,1―0)
琉球 12勝11分け8敗(47)
▽得点者【沼】尾崎(PK)(3)
▽観衆 2014人
◆相手の堅守崩せず/シュート数は倍以上「11」
アスルクラロ沼津の5本に対し、FC琉球は11本のシュートを放った。両サイドに幅広くパスをつなぎ、何度も決定機をつくった。しかしいずれも、相手GKの好セーブや体を張った守備に阻まれた。試合終了まで攻め続けるが、後半20分にPKで失った1点が遠く、0―1で敗退した。
沼津とは5月のホーム戦で2―2と引き分けた。この日は、前線に入れる沼津の長めのパスにうまく対応し、攻め入る隙をほとんど与えなかった。
前半44分、琉球が好機を迎えた。MF富所悠のフリーキックから出たこぼれ球を、エリア外からMF田辺圭佑が右足で振り抜き強烈なシュート。いち早く反応し、左に大きく飛び出した相手GKの好判断に阻まれた。
後半ロスタイム、富所のコーナーキックをMF田中恵太が右インサイドで合わすセットプレーも、相手ディフェンス陣にはね返された。琉球は粘り強い相手守備を、最後までこじ開けることができなかった。
リーグの順位を1つ落とし、6位となった琉球。1つでも順位を上げるため、「(最終節まで)残り2週間。なぜ得点できなかったのか、その問題を追求したい」(金鍾成監督)。最終節のホーム戦で、サポーターに勇姿を見せたい。