AMラジオ、FMでも ROK、RBCに予備免許 来月16日から本放送予定


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 総務省沖縄通信事務所(久恒達宏所長)は20日、AMラジオを放送している琉球放送(濱田建三社長)とラジオ沖縄(森田明社長)に対し、本島中南部でFMラジオを放送するための補完中継局の開設を許可する予備免許通知書を交付した。災害時の放送の強靱化(きょうじんか)や都市部の難聴解消を図る目的。予備免許を受け、20日正午から琉球放送は92・1メガヘルツ、ラジオ沖縄は93・1メガヘルツでFM放送の試験放送を開始した。

 放送局の本部「親局」クラスでの大規模FM補完中継局の整備は県内初。

 両社は試験放送で徐々に出力を高め、11月末には本島中南部全域でFM放送が聞ける見通し。試験放送を経て本免許を交付した上で、12月16日から正式に本放送が始まる予定だ。

 予備免許の交付後の会見で、ラジオ沖縄の森田社長は「災害にも強い県民に役立つ放送を届けられるように努めていく」と述べた。