【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設で、米軍キャンプ・シュワブのゲート前では、雨の中、市民約60人が座り込み「美(ちゅ)ら海を壊すな」「違法工事をやめろ」などと訴えた。
午前9時ごろ、県警が座り込む市民を強制排除し、約1時間かけて工事車両87台が基地内に資材を搬入した。
新基地に反対する市民は集会で「国は工事が進んでいるとアピールしているが、子や孫のため、絶対諦めずに闘おう」などと呼び掛けた。
県警は座り込む一人一人を抱え上げて排除し、そばの歩道上に囲い込んで一時拘束した。砕石、クレーン車、掘削用機材などを載せた工事車両やコンクリートミキサー車が次々にゲートから中に入った。
市民によると、国頭村の採石場付近で抗議行動をしていた1人が県警に拘束された。【琉球新報電子版】