モバイルプリンス
簡単にメッセージやスタンプのやりとりができるLINEを使っている人は多いよね。
LINE社は12月以降、間違って送ったメッセージを消せる機能を追加すると発表したんだ。
これまでのLINEは、一度送信したメッセージを消すことができなかったんだよね。
そうですよね。
私も送る相手を間違えてしまって、あせったことがあります。
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LINE社が調べた結果、間違ってメッセージを送ったことがある人は85%もいたみたい。
親しい人にはふざけたメッセージやスタンプを送り合ったりするよね。
気を使わないといけない相手に間違った内容を送ることで、勘違いされたり、けんかになったり、気まずい思いをしたことがある人も多いんじゃないかな。
確かに、そういう話はよく聞きますね。
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今回、消すことができる機能が使えるようになるから、相手のスマホから自分のメッセージを削除することは簡単になる。
でも、一度目にした「嫌な言葉」は頭の中からは簡単には消えないよね。
うん、うん。
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例えば、お母さんに送る「迎えにきてください」というメッセージを友達に間違って送ったとしよう。
そのメッセージを消しても、友達は特に何も思わないし、すぐに忘れると思うんだ。
でも、「○○ってムカつくよね」「△△はバカだよね」といった、悪口は相手の記憶にずっと残る。
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そしてスマホにはスクリーンショットといって画面の写真や文字をそのまま保存することができる機能もある。
送ってしまった後で「これはまずい」と思ってメッセージを削除しても、その前に相手がスクリーンショットをすると、削除前の状態が写真として簡単に残せてしまう。
後からメッセージが消せるようになるからといって、
トラブルがなくなるわけではなさそうですね。
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そうだね。今回の「消す機能」の追加で、LINEがより使いやすくなるとは思う。
でも、それで使う人たちが「どうせ後で消せる」って油断して、相手がどのように受け取るのかを考えないまま不用意な言葉を送ってしまうと、結局トラブルは減らないんだよ。
LINEに限った話ではないけど、一度口にした言葉は訂正はできても、相手の記憶と心に残るから、注意し続けないといけないね。
【プロフィル】
モバイルプリンス / 島袋コウ 沖縄を中心に、ライター・講師・ラジオパーソナリティーとして活動中。特定メーカーにとらわれることなく、スマートフォンやデジタルガジェットを愛用する。親しみやすいキャラクターと分かりやすい説明で、幅広い世代へと情報を伝える。