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沖縄の子どもの現状を広く知ってもらい、未来を応援するイベント「第2回おきなわゆめみらいフェスタ」(県・沖縄子どもの未来県民会議主催)が25日、那覇市で開かれた。日雇い労働者の街といわれる大阪・釜ケ崎で約40年続く子どもの遊び場「こどもの里」で館長を務める荘保共子(ともこ)さんがシンポジウムで「子どもは未来の宝だ。守ることで日本の未来は変わる」と述べた。
「子どもたちの『いま』を知る」と題したシンポジウムには、荘保さん、那覇市母子生活支援センターさくらの當眞郁子施設長、演出家の安泉清貴さんの3人がパネリストとして登壇した。
荘保さんは「こどもの里」の活動を紹介。年齢や障がいの有無に関係なく、365日、誰でも受け入れていると述べ「居場所は子どもにとって命の現場。『生きていていい』というのを伝えられるかが勝負だ」と強調した。
當眞さんは、暴力ではなく、対話で解決するように子どもたちに促しているとし「小さい積み重ねで子どもたち、沖縄の未来は変わるのではないか。みんなで変えていけたらと思う」と力強く話した。母子家庭で育ち、いじめられた体験があるという安泉さんは、自分の意思で行動することの大切さを語った。「こどもの里」を描いたドキュメンタリー映画「さとにきたらええやん」の無料上映や、D-51らアーティストによる音楽ステージもあった。