キングス8強 福岡下し、次戦年明け バスケ全日本3次ラウンド


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 バスケットボールの第93回天皇杯・第84回皇后杯全日本選手権(日本バスケットボール協会主催、共同通信社共催)3次ラウンド最終日は26日、盛岡市の盛岡タカヤアリーナなど全国8会場で行われ、男子は2連覇を狙う千葉などBリーグ1部(B1)勢、女子は5連覇が懸かるJX―ENEOSなどWリーグ勢がベスト8を占めた。

 男子の琉球ゴールデンキングス(B1)は71―55で、ライジングゼファー福岡(B2)を制し、千葉は横浜を下した。

 京都がA東京を破ったほか、三河、栃木、川崎、新潟、西宮が勝ち、茨城など2部(B2)4チームは敗退した。

 女子5回戦でJX―ENEOSは愛知学泉大(愛知)に大勝し、富士通、トヨタ自動車、シャンソン化粧品、デンソー、三菱電機、トヨタ紡織、アイシンAWも勝ち上がった。

 準々決勝以降の試合は来年1月4~7日にさいたまスーパーアリーナで行われる。

キングス(B1)
 71―55(17―6,18―17,18―17,18―15)
福岡(B2)

◆貫禄でB2連破/主力不在も選手ら躍動

 

 日本代表に招集されたアイラ・ブラウンや古川孝敏が不在でも、キングスは2日連続でB2勢をきっちり下した。

 特に、ブラウンの不在で出場のチャンスを得た渡辺竜之佑がリバウンドや守備でハッスルした。「思い切りプレーできて満足している。2人(ブラウン、古川)がいないから負けるのは嫌なので、普段よりも気持ちを強く持っていた」と声を弾ませた。

 序盤から激しい守備で失点を抑えたことに岸本隆一は「後手に回らなかったことが良かった」と振り返り「リバウンドや守備で体をはった渡辺の活躍が光った」とたたえた。

 年明けのファイナルラウンド進出に佐々宜央HCは「リーグでは味わえない一発勝負を勝ち残っているチームとどうやるか。もし負けを経験しても財産になる」と語った。