メキシコに心届け 地震支援、沖縄尚学高で慈善イベント


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 今年9月に発生したメキシコ地震の被災者を支援するチャリティーコンサートが26日、那覇市の沖縄尚学高校で行われ、歌手の古謝美佐子さんが率いる「うないぐみ」や同校合唱部が歌声を披露した。

メキシコ地震の被災者を支援するチャリティーコンサートで、歌声を披露する沖縄尚学高校の合唱部員ら=26日、那覇市国場の沖縄尚学高校

 実行委員会の主催。同校でメキシコからの留学生を受け入れている縁もあって実現した。メキシコ地震では300人以上が亡くなり、家屋の損壊で多くの人が住む場所を失った。

 この日は、実行委の大城貴代子共同代表が「遠いメキシコで被災した人の痛みに寄り添い、心を届けよう」とあいさつした。その後、同校合唱部がポップスのメドレーで盛り上げ、うないぐみも三線の生演奏で歌を披露した。

 同校付属中学校の生徒は10月、街頭募金を実施した。古本の売却金と合わせ、実行委に寄付した。

 実行委はそれらとコンサートの収入などを合わせた計75万1210円のうち、チラシの印刷代などを引いた残りを被災地に届けるという。