台湾各地で数多くの交通事故が発生している。19日も国道3号線で観光バスが追突され、4人が命を落とした。
台湾の交通事情は長年、問題となっている。経済協力開発機構(OECD)の白書によると、台湾の交通問題は道を譲らない、乳母車にシートベルトを強制していないなどさまざまなことが指摘されている。バイクが横断歩道や歩道に駐車されていることは安全性に影響する。とりわけ台湾を訪れる観光客が危険を感じることは「道を渡る」時であると報告されている。
過去10年の交通事故による死亡者数は2006年は4500人に迫り、15年以降は3千人以下になっているが、1日平均8人が死亡している。白書は、台湾は、治安は問題ないのに交通の問題は大きいと指摘している。