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沖縄で新種のクラゲ 琉大研究員・戸篠さん発見 コモチカギノテクラゲモドキ

新種記載されたコモチカギノテクラゲモドキ(傘側)。触手が三線を弾く人の指に似ていることから学名は「Scolionema sanshin」と名付けられた=2015年6月、黒潮生物研究所で撮影

コモチカギノテクラゲモドキの側面=2015年6月、黒潮生物研究所で撮影

 夏の夜に、沖縄の海を泳ぐクラゲの新種が見つかった。琉球大学熱帯生物圏研究センター瀬底研究施設の研究員・戸篠祥さんが発見し「コモチカギノテクラゲモドキ」と命名した。コモチカギノテクラゲ属では118年ぶりの新種報告となった。7日付の学術雑誌「ズータクサ」に掲載された。

 新種のクラゲは直径が5ミリほどの透明の傘を持ち、口や触手はオレンジ色や蛍光の緑色。昼間は動かず夜になると、ピコピコと活動的に泳ぎ出すという。肉眼では見えにくいためプランクトンネットで捕獲し発見した。本島や八重山のビーチや港で確認されている。

 沖縄のクラゲは、基本的な調査も十分になされていないという。戸篠さんは「身近な海に知らない生き物がまだまだいる」と沖縄の海の魅力と研究のやりがいを語った。