原告の控訴棄却 沖縄戦国賠訴訟 福岡高裁那覇支部


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「沖縄戦被害国家賠償訴訟」で原告の控訴が棄却された控訴審判決の法廷=30日午後3時すぎ、那覇市の福岡高裁那覇支部(代表撮影)

 沖縄戦で被害を受けた民間人や遺族ら66人が国に謝罪や損害賠償を求めた「沖縄戦被害国家賠償訴訟」の控訴審判決が30日午後3時、福岡高裁那覇支部で言い渡された。

原告の控訴が棄却され「不当判決」「司法の責務を放棄」と訴えた紙を掲げる原告側=30日午後3時5分、那覇市の福岡高裁那覇支部(花城太撮影)

 多見谷寿郎裁判長は戦時の憲法下で「国の公権力の行使による賠償責任は認められない」などとして原告の訴えを退けた一審の那覇地裁判決を支持し、原告の控訴を棄却した。【琉球新報電子版】