石垣空港線早期建設を要請 石垣市長が浦崎副知事に


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石垣空港線の早期建設の要請書を手渡す中山市長ら関係者と受け取る浦崎唯昭副知事(中央)=30日、県庁

 石垣市の中山義隆市長ら関係者は30日、県庁を訪れ、石垣空港から市街地までをつなぐ道路「石垣空港線」の早期建設について翁長雄志知事宛てに要請した。浦崎唯昭副知事が対応した。

 「石垣空港線」は2020年3月の開通を目指しているが、予算確保と用地取得の問題などで、事業に遅れが出ていた。平得交差点からタナド―線交差点までの区間は特に需要が高いため、18年3月には暫定2車線が開通する。平得交差点―大浜富野線交差点までの区間は20年代前半に、3~4車線になる計画。

 17年度予算のうち道路事業費の約3分の1が同事業に割り当てられており、浦崎副知事は中山市長に「県も市と全く同じ気持ちだ」と伝え、早期建設に向け優先的に事業に取り組んでいく考えを示した。

 市の関係者は、観光客の増加に伴い通学路の交通量が増えたことで、交通事故が起こる可能性を指摘した。あらためて道路開通が早期に実現するよう要請した。

 中山市長のほかに、八重山建設産業団体連合会長や石垣市商工会長ら12人の連名で要請した。【琉球新報電子版】