デジタル産業 連携の強化を OADC、ベトナム団体と協定


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 情報通信(IT)関連企業の誘致や人材育成に取り組む沖縄デジタルコンテンツ産業振興協議会(OADC、佐藤慎吾代表理事)はこのほど、ベトナムのIT企業千社でつくるベトナムソフトウエア・IT協会の傘下組織・日越IT協力クラブ(VJC)とデジタルコンテンツ産業分野での連携強化を目指す協定を結んだ。

 協定では相互交流による人材育成を進めることで合意した。ベトナム企業が日本企業の著作物などの使用を希望する際に橋渡し役となるほか、日本企業がベトナムでコンテンツを提供する際のローカライズ(現地化)や配信で共同事業化を進める。

 10月26日、ベトナム・ホーチミンで開かれたITイベント「スマートシティーサミット/ジャパンICTデー2017」の開会式でOADCの佐藤代表理事とVJCのレ・クアン・ルオン副会長が協定に調印した。

 佐藤代表理事は「沖縄のIT人材育成や雇用を促進したい。協定をきっかけに県や各機関とも連携して日越の具体的な取り組みを進めたい」と意気込んだ。