建設阻止あきらめない 辺野古ゲート前の県民大行動に約1000人


この記事を書いた人 松永 勝利
拳を突き上げて基地建設反対の意思を示す稲嶺進名護市長(中央)と県民大行動の参加者=2日午後、名護市辺野古のキャンプ・シュワブゲート前のテント

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設に反対する政党や市民団体などで構成するオール沖縄会議は2日正午、市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前で「第1土曜日ゲート前県民大行動」を展開した。県内外から約千人(主催者発表)が参加し、辺野古の新基地建設阻止を訴えた。午後1時現在、キャンプ・シュワブ内への工事用車両の搬入はない。
 県民大行動の開催は今回で3回目となる。通常の阻止行動に加えて、大人数での集会を開き、基地建設阻止をあきらめないとの意思表示が目的。集会には稲嶺進名護市長や県選出国会議員、県議会議員も参加した。
 稲嶺市長は「海上では工事が始まっているが、あきらめない思いがあればまだ止められる」と訴え、参加者らと建設阻止の思いを確かめた。
 うるま市から参加した60代男性は「たくさんの人が集まっているので、心強い。建設工事を1日でも早く止めるため、反対の声を上げ続けなければならない」と力を込めた。【琉球新報電子版】