キングス6連勝 横浜に90―52 Bリーグ第18戦


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 プロバスケットボールの琉球ゴールデンキングス(西地区1位、12勝5敗)は2日、神奈川県の横浜国際プールで横浜ビー・コルセアーズ(中地区6位、4勝13敗)と今季第18戦を行い、90―52で勝利した。連勝を6に伸ばした。

 キングスは序盤から強いプレスの守備で横浜に攻撃をさせなかった。素早く速攻につなげて第1Q(クオーター)だけで23点差の大量リードをつくった。ハーフコート攻撃では古川孝敏や岸本隆一の3点弾が高確率で決まり、点差を広げていった。

 後半は集中力が途切れかけてミスも増えたが、最後まで横浜の力を抑え続け、38点差で大勝した。

 横浜とは3日午後2時5分から同会場でアウェー2戦目を行う。

琉球 13勝5敗
 90―52(30―7,20―17,19―11,21―17)
横浜 4勝14敗

◆数字ほど差ない

 佐々宜央HC(キングス)の話 出だしから守備で激しく入れて、シュートも入ったが、約40点差という数字ほどの力の差はない。

 こちらは最後は集中力が切れた部分もある。3日は、今日と同じ相手と思わず、戦っていきたい。

◆古川躍動23得点

 対戦相手の横浜に3点弾を一切決めさせない徹底守備からリズムをつかんだキングス。序盤から激しい守備を貫いて横浜を萎縮させると、速攻と3点弾で一気に主導権を握った。古川孝敏は日本代表のシューターとしての力を発揮し、23得点をたたき出した。

 攻撃も内外にパスを散らしつつ、素早い連係で個々の選手がリングを狙っていった。特に目立ったのは古川。迷いなく放つ3点弾がリングに吸い込まれた。

 開幕前のけがの影響で11月に合流したものの決定力に悩まされ続けた。だが、この日の横浜戦で本来の実力が見え始めた。古川は「みんなのサポートがあったから決めることができた」と謙遜するが、「まだまだ調子を上げていかないと満足できない。2連勝して(沖縄に)帰りたい」とさらなる活躍を誓った。