第3回琉球新報教育賞贈呈式・祝賀会が5日、沖縄県那覇市のパシフィックホテル沖縄で開かれた。受賞した教諭8人を祝し、琉球新報社の富田詢一社長が表彰状と記念品を贈った。同賞は子どもたちに寄り添い、創意工夫を凝らした授業や意欲的な研究を継続的に取り組む教諭らに贈っている。
今回の受賞者は平田輝代美氏(当山幼稚園)、仲地米子氏(宮森小学校)、大城めぐみ氏(曙小学校)、棚原聖子氏(坂田小学校)、比嘉共樹氏(屋我地ひるぎ学園)、大隅大氏(名護高校)、平良真理氏(沖縄工業高校)、前川考治氏(鏡が丘特別支援学校)。
授賞式で富田社長は「賞には多くの推薦をいただいた。受賞者の皆様の功績に敬意を表する。これからも子どもたちの育成のために活躍と後進の指導をお願いしたい」とたたえた。
賞の選考委員長を務めた新垣和歌子元県教育委員会委員長は「授業での実践や、教育活動の成果が同僚や地域にどう波及したのかなどを選考のポイントにした」と選考過程を説明し、「受賞者の教育実践が他の教員の励みや刺激となり、現場の活性化につながることを期待したい」と話した。