親子相撲に大喝采 与那国で金刀比羅祭 優良漁業者も表彰


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 【与那国】与那国町の久部良集落のナーマ浜にある金刀比羅神社で11月27日、与那国漁業協同組合(嵩西茂則組合長)の主催で、航海安全と豊漁を祈願する祭り「金刀比羅祭」が行われた。漁業従事者や関係者のほか、久部良集落の幼稚園児や児童生徒も鼓笛隊パレードで参加した。全員で祈願を行った後、ナーマ浜に設けられた土俵で恒例の奉納相撲も行われた。

会場を盛り上げた金城和司さん、元気さん親子の取組=11月27日、与那国町

 奉納相撲では白星を手にしようと意気込む出場者や応援する人々で土俵の周りはいっぱいとなり、大きな歓声と拍手が湧いた。

 最後に観衆の中から親子対決を望む声が聞かれ、久部良中学校2年の金城元気さんと、父で瑞宝丸の船長・和司さんの取り組みがあり、この日最も注目を浴びた“結びの一番”となった。見事、父に土をつけた元気さんの圧勝となった。負けた和司さんからは笑みが絶えず、見守っていた地域の人々からは「子どもが大きくなるのは、あっという間だ」との声も聞かれた。

 また、昨年10月から1年間の年間漁獲高に対する表彰も行われた。表彰されたのは次の通り。(敬称略)

 1位・金城和司(瑞宝丸)▽2位・川田一正(智美丸)▽3位・市成正博(成宝丸)

(村松友紀通信員)