アルコール依存症の人やその家族らで構成する自助グループ「沖縄県断酒連合会」(當眞悟嗣会長)と「沖縄県断酒協議会」(稲福正和会長)の統合設立総会が10日、那覇市保健所で開かれた。2団体の会員ら約100人が参加し、統合される組織の新たな名称は「沖縄県断酒会」に決まった。
新たな会長に選任された當眞悟嗣さんは「一人でも多くの酒害者をなくし、明るく平和で安心安全、幸せな、アルコールの問題のない沖縄を目指していこう」とあいさつした。
2003年に活動方針の違いから両団体に分裂した経緯があるが、新たに会に入りたい人たちが戸惑うことや、県からの要望もあり、3年前から再統合に向けた議論を重ねてきた。
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