【中国時報】人気漢方のカシュウ 実は政府未承認


社会
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 栄養補給と虚弱体質の改善で漢方薬の「カシュウ」(何首烏、ツルドクダミ)は、冬に入ると街の薬膳料理店でおなじみの食材となる。だがカシュウは実は政府に許可された食品ではなく、長年使ってきたレストラン業者は「規則違反」ということになる。特には毒性を少なくする加工をしてからでなければカシュウは食べられず、食べ過ぎると下痢や腹痛を起こし、健康増進どころか健康を損なう恐れがある。胃への負担が大きく、あまり食用には向いていないのだ。

 衛生部ではカシュウを長年食品として認可しておらず、またどういった料理に、どれだけ使えば適切であるのかといったものは規則化されていない。

 消費者団体は、これを例に「政府は食の安全を軽視している」と強く批判している。