ヘリ窓落下、再発防止に「監視カメラ」を提案 沖縄防衛局


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 【宜野湾】沖縄防衛局の中嶋浩一郎局長は18日、宜野湾市役所に佐喜真淳市長を訪ね、普天間第二小米軍ヘリ窓落下に関する事故概要や再発防止策などを報告した。中嶋局長は、米軍機が普天間第二小上空で飛行していないか確認するための「監視カメラを設置する用意ができている」と学校側に提案したことを明かした。佐喜真市長は「公共施設、特に学校関係上空は100%飛ばないようお願いしたい」と米側への強い働き掛けを求めた。

 中嶋局長はカメラ設置を学校に提案し「万が一(普天間第二小上空を)飛ぶようなことがあった場合、米側に抗議する」と述べた。学校は検討する意向を示したという。

 佐喜真市長は面談後、米軍CH53E大型ヘリの飛行再開については市に連絡が来ていないとし「市民の中にはまだ不安がある。再開はもう少し控えるべきだ」と語った。カメラ設置の提案に「改善に向けた措置があればと思う。市民にできるだけ情報開示できることがあればいい」と答えた。