コラソン、10試合勝てず 北陸電力に屈す


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 日本ハンドボールリーグ(JHL)の琉球コラソンは17日、福井県の北陸電力福井体育館フレアで北陸電力と戦い、26―30で敗れた。

 コラソンは引き分け1試合はさんで、ここ10試合、勝利から遠ざかっている。リーグ通算成績は4勝14敗1分けとなった。

 前半はコラソンのミスから相手に速攻を決められ、点差を広げられた。コラソンも名嘉真吾らを中心に攻めるも、得点差からの焦りからか強引なシュートが目立ち、得点を重ねられず10―18で折り返す。

 後半は5連続得点などで4点差まで縮めるも、前半の点差が響いて逃げ切られた。

 リーグは中断時期に入り、次戦は来年2月10日午後1時から、愛知県の豊田合成アリーナでトヨタ車体と戦う。

▽男子
北陸電力 2勝17敗
 30―26(18―10,12―16
琉球コラソン 4勝1分け14敗

◆届かない 序盤の失点

 

 石川出や村山裕次、牧山仁志らが体調不良などで不出場となった琉球コラソン。主力を欠いたチームは前半から攻守がかみ合わず、北陸電力に2012―13年シーズン以来の敗戦を喫した。水野裕紀選手兼監督は「内容が良くなさ過ぎて」と言葉少なだった。

 前半から今季好調の守備の足が止まり、相手に簡単にシュートを許した。攻撃も中央に寄り過ぎてしまい、相手の守備に防がれた。

 後半も得点を奪われ最大10点差に。そこから浅井悠や中村彰吾のサイド攻撃を中心に5連続得点するなど4点差まで迫るも、序盤の失点が大きく届かなかった。

 コラソンが求めていた堅守からの速攻を北陸電力にやられた。点差が広がると焦りから無理やりなシュートも見られ、得点できずさらに点差がつく負のスパイラルにはまった。

 19日から始まる日本選手権大会のためリーグは一時中断する。水野選手兼監督は「中断期間で立て直し、選手権の結果を後半の起爆剤にしたい」と話し、奮起を誓った。