沖縄県、インフル注意報 今冬初、南部が最多


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 沖縄県と那覇市保健所は20日、インフルエンザの注意報を発令した。県地域保健課によると、県内の定点医療機関1カ所当たりのインフルエンザ患者数が、17日までの1週間で10.43人に上り、発令基準の10人を超えた。注意報発令は夏以来で、この冬初めて。

 保健所別では、南部が13.71人で最も多く、那覇市13.08人、宮古9.5人、八重山8.67人、中部7.85人、北部7.0人。インフルエンザの定点医療機関は県内58カ所で、11~17日に報告された患者は605人だった。

 小学校2校で学年閉鎖となったほか、小学校6校で学級閉鎖となった。

 県地域保健課は流行拡大を抑えるため、手洗いやワクチン接種など、予防の徹底を呼び掛ける。担当者は「年末年始は出掛ける機会が増えるが、具合が悪い時は外出を控えてほしい」と話している。