沖縄県高校PTA連合会、29日抗議集会 米軍ヘリ落下 教育団体と参加募る


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 【宜野湾】沖縄県高校PTA連合会など教育関係6団体は29日、普天間第二小米軍ヘリ窓落下などに抗議する市民大会を開催する。緑ヶ丘保育園も呼び掛け団体として参加し、保育園や小中学校など教育施設の上空で米軍機を飛ばさないよう訴える。宜野湾市や市議会にも参加を呼び掛ける。

 大会実行委員長を務める仲西春雅県高校PTA連合会長は「『最大限飛ばない』ではなく、学校などの上を飛ばないように確約してくれと訴える。声を上げない限り事故は防げない」と語った。

 緑ヶ丘保育園の神谷武宏園長は「まず声を上げることが大切だ。何も飛んでくることのない平和な空の下で子どもたちを遊ばせたい。当たり前のことだ」と力を込めた。

 場所は調整中。主催団体が市教育委員会に普天間第二小運動場の使用を申し入れたが「目的外使用は厳しい」として断られた。2004年に大型輸送ヘリCH53Dが墜落した沖縄国際大学にも要請し、返答を待っている。そのほかの呼び掛け団体は次の通り。

▽県教職員組合
▽県高校障害児学校教職員組合
▽県退職教職員会
▽県高校障害児学校退職教職員会