先人の苦労に感謝 沖視協 300人参加、60周年式典


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
先人たちに感謝のあいさつをする山田親幸会長=17日、那覇市の沖縄かりゆしアーバンリゾート・ナハ

 県視覚障害者福祉協会(沖視協)は17日、設立60周年記念式典を那覇市の沖縄かりゆしアーバンリゾート・ナハで開催した。県内各地から視覚障がい当事者やその介助者らあわせて約300人の出席者は協会の発足に尽力した先人たちに感謝した。

 沖視協の山田親幸会長は「沖縄戦の影響が残る時代の中、先人たちが苦労を重ねてきて今日がある。60周年を迎えられてうれしい」とあいさつした。
 式典には現在沖視協会がある松尾の土地を戦前に買い上げ、そこで視覚障がい者の教育を始めた高橋福治さん(宮崎県延岡出身)の長男、高橋一郎さん(85)も参加し「日本一の視覚障がい者の福祉団体になってほしい」と激励した。