給食に異物 他に4件 沖縄市教委、県への報告遅れる


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 【沖縄】沖縄市越来の給食センター第2調理場が提供した給食にスライサーの刃の一部が混入した問題で、沖縄市教育委員会は23日までに、県に報告すべき異物混入が今月15日までの本年度中に他に4件あったことを発表した。スライサーの問題が発覚して以降に県への報告の必要性を把握し、今月中に遅れて報告した。

 11日の記者会見であった質問に対し、22日付でメールで答えた。4件はハエやコバエの混入で、担当調理場は第1調理場で2件、第2調理場で1件、諸見調理場で1件。それぞれ児童が口にする前に気付いて異物を取り除き、健康被害はなかった。県への報告を要しない毛髪や幼虫などの混入も17件あった。

 異物混入に対する一連の不適切な対応について、市議会は22日の12月定例会で狩俣智市教育長の給与を1カ月間、1割減額する条例改正案を可決した。