防衛2戦目は沖縄で ボクシング比嘉大吾 具志堅用高以来、36年ぶり


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沖縄での防衛戦に臨む比嘉大吾(右)と所属ジムの具志堅用高会長=26日、東京都のホテルグランドパレス

 【東京】世界ボクシング評議会(WBC)フライ級王者の比嘉大吾(22)=白井・具志堅スポーツ、宮古工高出、浦添市出身=が来年2月4日に2度目の防衛戦を沖縄で行うことが決まった。

 県立武道館でのタイトルマッチで、WBCフライ級10位のモイセス・フエンテス(30)=メキシコ=と対戦する。比嘉と所属ジムの具志堅用高会長が26日、都内で会見し発表した。

 沖縄は世界王者だった具志堅会長が1981年に14度目の防衛戦で敗れ、引退を決めた因縁の地でもある。比嘉は「いずれ(沖縄で)やると思っていた。ついにこの時が来た」と強調。「見ていて面白く、圧倒的に勝つボクシングを見せたい」と語り、KO勝ちと師匠の雪辱を誓った。

沖縄での防衛戦に臨む比嘉大悟=26日、東京都のホテルグランドパレス

 10月に初防衛を果たした比嘉はこれまでの14戦を全勝全KO勝ちしており、日本記録(15戦連続KO勝利)に王手をかけている。比嘉は記録について「2回勝って更新したい。まずは目の前を勝ち、日本記録に並ぶ」と意気込んだ。

 具志堅会長は「私がタイトルを失ったのが沖縄だった。37年ぶりにやるのはうれしく思う。沖縄をまた元気付けたい」と期待を込めた。

 フエンテスの戦績は30戦25勝(14KO)4敗1分。【琉球新報電子版】