ヤフーかたり架空請求 相談相次ぐ 沖縄県、注意呼び掛け


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 「未納料金が発生しています。ご連絡がない場合、法的手続きに移行します。ヤフー」。こんな内容と連絡先の電話番号を携帯電話にショートメッセージサービス(SMS)で送り、金銭を支払わせようとする架空請求に関する相談や被害が全国的に増えている。消費者庁によると、今年1月から11月末時点で1万2356件の相談があり、実際に金額を支払ったのは280件だった。被害総額は約9730万円に上り、最も多い人で1900万円をだまし取られたケースもあった。

 沖縄県消費・くらし安全課によると、県内では今年3月から今月25日までに33件の相談が寄せられた。実際の被害はないが、メッセージに表記されている電話番号に電話してしまい、「16万円をコンビニで電子決済するように言われた」などの相談があったという。県は、こうしたメッセージを受け取った場合、絶対に応じず、連絡しないよう注意を呼び掛けている。