販売価格の4~5倍も 福袋に「服」詰める作業が大詰め 県内デパート、大型スーパー


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初商いに向けて福袋の袋詰め作業に追われる従業員たち=27日午前11時43分、那覇市鏡水(具志堅千恵子撮影)

 県内のデパートや大型スーパーでは、新年の初商いに向けた準備が本格化している。27日、那覇市鏡水の国際物流拠点産業集積地内の物流倉庫では、デパートリウボウの社員6人が福袋にコートやアクセサリーを詰める作業に当たった。

 今年は、2年ぶりに2万円の福袋を復活させた。担当者は「県民所得が増加してきており、経済の好循環が出てきている」と話す。

 同デパートは、1月2日午前9時半に新年の営業を始める。直営の福袋大市で、1万円福袋を330個、2万円福袋を20個販売する。今年は「暖かライフスタイル」をテーマに、コートやブランケットなど冬のファッションアイテムを詰めた。

 同デパートの福袋は、販売価格の4~5倍程度の品物が入っているため、人気が高く、毎年、販売開始から30分~1時間ほどで売り切れるという。今年は専門店を合わせ、全館で8500個の福袋の販売を予定している。【琉球新報電子版】