沖縄を訪れた外国人観光客とふれ合う中で体験したエピソードを応募する「ウェルカムんちゅ体験談」の表彰式が県庁で開かれた。訪問先に悩む外国人にお薦めの観光地を紹介した話や、回転寿司屋のルールが分からない人にジェスチャーを交えて伝えた話など19件が入賞した。事業は2016年から始まり、今年で2回目。「カンドウ話」「オモシロ話」「トキメキ話」「ビックリ話」の4部門に計112作品の応募があった。
各部門の最優秀賞作から1作品を選ぶグランプリには、「カンドウ話」部門から一人旅の韓国人女性との交流を描いた金城秋子さんの体験談が選ばれた。
金城さんはコーヒー店で隣に座っていた女性に声を掛け、お薦めの観光地を伝えて夕飯に誘ったことがきっかけで意気投合し頻繁に連絡を取り合うようになり、女性が友人や彼氏を連れて沖縄を訪れるようになった。その度に会食をし、車の運転中にトラブルに遭えば熱心に相談に乗る「ウェルカムんちゅ」ぶりが評価された。自身も旅行好きという金城さんは「言葉が通じない海外では困ることも多いが、現地の人に救われるとハプニングも楽しい記憶に変わる。普段知り合えない人と知り合い世界に友達をつくれるチャンスを生かし、積極的に声を掛けてみてほしい」と呼び掛けた。
その他の最優秀賞受賞者は次の通り。
▽ビックリ話部門・伊禮正司
▽トキメキ話部門・前泊選香
▽オモシロ話部門・前泊明利