自治会加入 冊子で促進 宜野湾市、30代狙い魅力発信


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自治会加入促進パンフレット完成報告会に出席する関係者=26日、宜野湾市役所

 【宜野湾】宜野湾市はこのほど、自治会加入率の向上を促すため自治会の必要性や魅力を伝えるパンフレット(冊子)を作成した。26日に市役所で完成報告会を開いた。市と市自治会長会、市社会福祉協議会、宜野湾・中城地区宅地建物取引業者会の4者がそれぞれ活用する。

 自治会加入率の低下を受け、4者は2月、加入促進に向けた協定を結び、冊子作成に取り組んできた。市自治会長会の長嶺将明会長は「自治会に関心が薄い人たちにも分かりやすく、自治会活動を紹介するために作成した」と説明した。

 重点ターゲットを子育て世代の30代と定め、1万部を作った。各自治会の活動内容や問い合わせ先も掲載している。

 宜野湾・中城地区宅建業者会は新規契約や契約更新の際に活用する。同会の新城成哉副会長は「より良い街をつくっていく取り組みに少しでも貢献したい」と意気込んだ。

 佐喜真淳市長は「パンフレットはこれからの自治会の加入促進で大きな柱になる。自治会活性化のために活用してほしい」と期待した。