森の中、896人快走 国頭トレイルラン


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19キロの部で元気よくスタートする選手たち=9日、国頭村森林公園

 【国頭】自然豊かな国頭村の山や森を駆け抜ける第5回国頭トレイルランニング大会(同実行委員会主催)がこのほど、国頭村森林公園を発着点に開かれ、19キロ(個人、ペア)、12キロ(個人、ペア)、トレイルウオーク8キロの各種目が行われた。

 19キロ個人は男子が山田琢也さん(長野県)、女子が前田晴香さん(浦添市)、ペアは「沖弁死に体駅伝部」が優勝。12キロ個人は、男子が松田正輝さん(名護市)、女子が新垣南海子さん(糸満市)、ペアは「うるまTry」が優勝した。

 ランの部には896人が出場し、861人が制限時間内に完走した。完走率は96%だった。会場には地域の特色を生かした出店も多数あり、にぎわいを見せていた。

 今大会出場選手の中で最高齢の月岡金男さん(80)=埼玉県=は日本最高齢のトレイルランナーで、ヨーロッパの大会にも出場している。今回、19キロの部に出場し、選手宣誓も行い、険しいコースを元気に完走した。

 神奈川県から参加した星野智子さん(45)は、2013年12月に骨髄移植手術を受けた。知人の紹介で昨年から参加しており、今回もトレイルウオーク8キロの部に参加し、仲間たちと共に自然を楽しみながらゴールした。星野さんは「今回も素晴らしい環境の中で大会に参加できてとてもうれしい。来年も元気に参加したい」と笑顔で話した。(新城高仁通信員)