糸満市のリサイクル業者敷地で火災


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 桑原 晶子

 2日午後3時半ごろ、糸満市大里のリサイクル業者の産業廃棄物中間処理施設で火災が発生した。火災によるけが人はいないが、午後6時現在も黒煙を上げて燃え続けており、糸満市消防本部などが付近の民家や施設に延焼しないよう消火活動を続けている。

 現場付近では、多くの近隣住民が不安げに消火活動を見守っている。時折「ボン」「パンパン」などと破裂音がし、そのたびに火勢が強くなっている。立ち上った黒煙は、那覇市からも確認できるほどに高く上った。

 火災現場と数メートルしか離れていない家に住む女性は、正月で実家に戻っている時に近所から「火事だ」と連絡を受けたという。女性は「これまでにもぼやは何度かあった。ついに大きな火事が起こってしまった。とにかく自宅に燃え移らないでほしい」と話した。
【琉球新報電子版】

火や煙を噴き上げて激しく延焼するリサイクル工場=2日午後4時30分ごろ、糸満市大里
糸満市大里のリサイクル業者の敷地内で発生した火災の消火に当たる消防士ら=2日午後、糸満市大里