バス通学で渋滞緩和 9日から那覇商業対象に実験


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 沖縄総合事務局は交通渋滞緩和のため、那覇市中心部に位置する那覇商業高をモデル校とし、9日から3月23日まで、路線バスの利用を促す実証実験を行う。渋滞エリアを避けた郊外に「通学バスライドポイント」を9カ所設け、自家用車での送迎を学校まででなく、通学バスライドポイントへと変更を促す。

 那覇、浦添、豊見城の3市と南風原町の計9カ所のバス停付近を、通学バスライドポイントに指定。これらの地点で車から乗り換えてもらい、路線バスを「スクールバス」として活用してもらう。バス運賃は2割引きとし、100人ほどの生徒の利用を目標としている。

 各ポイントには、駐車場など既存施設を活用して、送迎車両の待機場所などを設置。朝の通学時間帯にはバスアテンダントも配置して、生徒へバスの利用方法などを案内する。

 また、同校など那覇市内の4高校向けに「通学バス運行情報サイト」を9日から段階的に公開する。

 各校別に、バス路線の検索や、最寄りバス停への接近情報などをリアルタイムで提供。生徒らにスマートフォンなどで確認してもらう。