神戸児童ら117人が来県 KOBE夢・未来号・沖縄


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兵庫県神戸市から来県し、歓迎セレモニーで記念撮影をする「第10回笑顔と感動 KOBE夢・未来号・沖縄」の一行ら=6日、那覇空港

 神戸市内の児童養護施設の子どもたちが沖縄を訪問し、自然や歴史、文化を体験する「第10回笑顔と感動 KOBE夢・未来号・沖縄」(KOBE三宮・ひと街創り協議会、ザ・ファースト主催)の一行が6日、那覇空港に到着した。来県したのは小学6年生の児童44人を含む計117人。富川盛武副知事ら県関係者、ミス沖縄2018コバルトブルーの宮平かなさんらが空港で出迎え、歓迎セレモニーが行われた。

 児童養護施設「愛信学園」の梅谷亘永(ひろと)君(12)は代表で「美ら海水族館や首里城などが楽しみ。神戸に帰ってからも沖縄の話がたくさんできるようにしたい」とあいさつ。主催者の「KOBE三宮・ひと街創り協議会」の久利計一会長は「この地で子どもたちが学んでくれたらうれしい」と語った。

 富川副知事は10年を迎えた訪問を歓迎し「ますます良い関係になることを願う。めんそーれ沖縄」と笑顔で出迎えた。

 一行は6日、沖縄美ら海水族館などを見学した。7日は沖縄戦中に沖縄県知事を務めた神戸出身の島田叡(あきら)氏も刻銘される糸満市摩文仁の「島守の塔」を参拝する。首里城や江戸時代に米国へ渡ったジョン万次郎が帰国した際、上陸の地となった糸満市の大度浜海岸も訪問する。