うるま市与那城伊計島の砂浜に6日不時着した米軍普天間飛行場所属のUH1Yヘリコプターは7日午前、プロペラやメーンローター部分が取り外された。撤去に向けた作業が続いているとみられる。
機体は浜に残されたままだが、ローターなどを外したほか、ホースをつないでいる様子も見られた。燃料などを抜き取った可能性がある。正午前に規制線の中に入ったうるま市議らによると、どのように移動させるかを米軍が検討している。陸送の場合、浜につながる道が狭く、大型車両の横付けは困難な状況だ。
午前中に現場を視察した沖縄防衛局の中嶋浩一郎局長は「米軍機の事故、トラブルが頻発し、県民全体に不安を与えている」と述べ、米軍に対し飛行の安全を第一に努めてもらいたいと伝えたと説明した。【琉球新報電子版】