【中国時報】500戸豪邸売れ残り 不動産、今年も成長見込めず


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 近年、台湾のマンション市場は好調だ。特に昨年は多くの資金が不動産市場に流れたとされる。だが、不動産のランクには温度差がある。地価が高く、最上級の豪邸はバイヤーから人気を集めたが、敷地面積が狭く、間取りなどがやや劣る豪邸の取引は振るわなかった。昨年の前三期の8千万元以上の豪邸については昨年の同期に比べ5件しか伸びておらず、市場の想像ほど楽観できない状況である。

 専門家は、100坪(約330平方メートル)以上の中古の豪邸が500戸も売れ残っている状況から、今年も大きな成長が見込めず、価格を下げざるを得ないと指摘する。その背景に大陸との緊張関係が大きなリスクとして認識されていることが影響しているとしている。