「怒りは通り過ぎた。止めなければ」 キャンプ・シュワブに砕石72台 市民ら座り込みで抗議


この記事を書いた人 Avatar photo 宮城 久緒
県機動隊員に体を抱えられ、ゲート前から強制的に移動させられる市民=11日午前9時ごろ、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前

 米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で11日、砕石などを積んだ工事関係車両72台が、米軍キャンプ・シュワブ内に入った。

 ゲート前に座り込んでいた市民らは、県機動隊員らによって強制的に移動させられた。市民らは「われわれは許さんぞ」などと声を上げ、歌を歌うなどして訴えた。

 音頭を取っていた仲村勝彦さん(76)=宜野座村=は、「もう怒りなんか通り過ぎた。(辺野古新基地建設を)止めなければならない、その思いだけで参加している」と、力強いまなざしで話した。【琉球新報電子版】