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天皇陛下、3月沖縄訪問へ 4年ぶり、与那国島も

 2019年4月30日に退位する陛下と皇后さまは今年3月、沖縄を訪問される。沖縄本島のほか、与那国島も訪問する予定。複数の関係者が明らかにした。退位前の最後の沖縄訪問になる見込み。ご来県は14年6月に、対馬丸撃沈から70年を迎えて慰霊のために訪問して以来。

 天皇陛下は皇太子時代の1975年に初めて沖縄を訪れた。93年には歴代天皇として初めて沖縄を訪問、これまでの来県は10回を数える。県内離島への訪問では、2004年に初めて宮古島、石垣島を訪れた。

 ことあるごとに天皇陛下は、先の大戦への思いをにじませてきた。戦後の焼け野原の経験から、戦争の悲惨さを子たちに伝えてもきた。15年の戦後70年の終戦記念日には、天皇として初めて「先の大戦に対する深い反省」の文言を盛り込むとともに、悲惨な戦争の惨禍がまた繰り返されることがないようにと願った。

 戦没者慰霊も熱心に重ねてきた。戦後60年には米自治領サイパン、同70年にはパラオ、その翌年はフィリピンを訪れた。中でも沖縄への思いは深く、1995年の戦後50年には沖縄のほか広島、長崎、東京大空襲の慰霊堂を巡った。