ゆいレール40分停止 ブレーキ不具合 2470人影響


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救援車両と連結し、首里駅に向かって押される故障車両(前部2両)=11日午後5時36分ごろ、那覇市天久から首里方面を写す

 11日午後4時40分ごろ、沖縄都市モノレール(ゆいレール)のおもろまち駅で、首里行きの車両が出発しようとした際に、ブレーキ系統の不具合により発車できなくなるトラブルが発生した。午後5時24分に運転が再開されるまで40分余にわたり全線で運転が休止した。同社によると、このトラブルで約2470人の乗客に影響が出た。

 動けなくなった車両を別の車両が押して首里駅まで運んだ。同社は12日以降、車両を点検してトラブル原因を究明する。

 トラブル発生直後、おもろまち駅では、状況を理解できずにホームに立つ外国人観光客もあり、駅員が多言語案内ボードで説明した。那覇国際高3年の蔵元美寿々さん(18)は「ダイヤが乱れていつ来るか分からないと言われた。モノレールは結構使うが、トラブルは初めて」と話した。

 運転が一時中止されたことで、空港でも影響が出た。午後5時半、那覇空港発のスカイマーク518便に1人が乗り遅れた。