優良ダイビング店認証制度、4月から OMSB、OCVB提携


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
ダイビング認証制度で包括的業務提携を締結した石嶺伝一郎OMSB代表理事(左)と平良朝敬OCVB会長=11日、那覇市小禄の沖縄産業支援センター

 沖縄マリンレジャーセイフティービューロー(OMSB、石嶺伝一郎代表理事)は、優良ダイビング店やガイドを認証する沖縄独自の制度を4月1日から開始する。制度開始に当たり、OMSBは11日、沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB、平良朝敬会長)と包括的業務提携を締結した。OCVBのホームページなどで認証店を紹介し、安心・安全なマリンレジャーのブランド構築を目指す。

 OMSBによると、ダイビングの実力を認証する制度は国内でも珍しいという。

 県内のダイビング業者は900店を超え、価格競争を招いていた。個人事業者が大半のため最新の心肺蘇生法や救助法を継続して学ぶ機会も限られ、消費者が期待するサービス内容との隔たりに苦情もあった。

OMSBが付与する認証マーク

 OMSBは事業者を対象に事故発生時の対処法を学ぶ研修を年に1回開催し、受講者を安心・安全な事業者やガイドとして認証する。実力に応じた認証マークを付与し、利用者が選択する際の目安となる。

 11日、那覇市で記者会見した石嶺代表理事は「品質の可視化で業界、沖縄の発展につながる」と意義を強調した。

 平良会長は「世界を見てもガイドのレベル維持を目的とした制度は珍しい」と語った。

英文へ→OMSB and OCVB join together to start dive shop excellence certification system in April