釣り納めや釣り初めにと、年末・年始は多くの釣り人が釣りを楽しんだ。12月31日、田島快飛君は釣り好きなお父さん、田島司さんと一緒に正月用のタイを狙って金武湾に出掛けた。
午前9時に浜田漁港からこなみ丸で出船。10分ほどで水深30メートルほどのポイントに到着。早速天秤(てんびん)仕掛けを落としてアタリを待った。9時半に竿(さお)先が大きく突っ込み、38センチ・1キロ強のヨナバルマジクが釣れた。その後、午前11時にさらに大きなアタリがあり、竿を持って数分やり取りをして、水面には42センチ、1・5キロのヨナバルマジクが浮いた。その後はマクブやタマン等を追加して、正月の食卓を飾るには十分な魚を釣った。
年が明けた1月2日、當銘俊樹さんは2泊3日の予定で友達2人と那覇一文字に初釣りに出掛けた。北の新堤の本命ポイントで、2日、3日と粘ったが目立った釣果は無かった。
最終日の4日、午前9時に、よそ見をしていたらラインが走り、アワセると掛かった魚は底へ底へと突っ込んだ。竿を立て2~3分やり取りをしていると、海面に浮いたのは58センチ、4・16キロの特大尾長グレ。幼稚園の頃から釣りを始め、18歳になってようやく憧れの尾長グレを釣り上げ、一生忘れられない思い出となった。
(おきなわ釣王国社・仲栄真修)