昨年のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)で10年ぶり2度目の優勝を果たしたサッカーJ1の浦和レッズが14日、沖縄県金武町フットボールセンターで3年連続となる沖縄キャンプを本格的に始動した。
13日に沖縄入りした選手はストレッチやランニングで体を動かし、今シーズンに向けての調整を始めた。槙野智章や阿部勇樹、柏木陽介ら人気選手を一目見ようと、県内外からファンが駆けつけた。
午前中には金武町や名護市などの少年サッカーチーム選手約100人を対象とするサッカー教室も行った。複数のグループに分かれ、子どもたちとストレッチやミニゲームなどをし、浦和の選手も笑顔だった。槙野らに指導してもらった仲田雄貴君(10)=金武小4年=は「槙野選手は足が速くてドリブルもすごかった」と興奮気味に話し、「また来年も来てほしい」と笑顔を見せた。
子どもたちからサイン攻めにあった槙野は「一昨年、昨年と沖縄キャンプからすごいいいシーズンを迎えられた。ことしはリーグタイトルを取れるようにしたい」と語り、ワールドカップについては「小さな頃からの夢。チームのためにしっかり戦い、結果を残すことが代表への近道になる」と意気込んだ。
堀孝史監督は「気候もピッチも素晴らしい。ここでサポートしてくれる方々のためにも、しっかりとやらないといけない」とシーズンに向け気を引き締めた。
浦和は28日まで金武町フットボールセンター、31日から2月10日までは八重瀬町運動公園東風平サッカー場でキャンプを行う。期間中には他のチームとの練習試合も予定されている。