沖縄SV、九州リーグ昇格 各県リーグ決勝大会で優勝


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 サッカーの第41回九州各県リーグ決勝大会は14日、福岡フットボールセンターで行われ、沖縄県社会人1部の沖縄SVは準決勝でMD長崎に4―0で快勝すると、決勝では佐賀川副クラブを3―1で制して優勝した。沖縄SVは来季からの九州リーグ昇格を決めた。

 決勝は前半18分にFW佐藤元紀がPKをしっかり決めて先制するも佐賀にもPKを与え、1―1で折り返す。後半10分に木下伶耶が勝ち越しを決めると、アディショナルタイムに佐藤が押し込んで3―1とした。

<発足から2年余>スタートラインへ立つ/高原監督「謙虚に挑戦」

 2015年12月に元日本代表FW高原直泰氏が選手兼監督として立ち上げた沖縄SVが、約2年で九州リーグに昇格した。高原監督は「スタートラインに立てた。今年はその次のJFLへの昇格を目標に、おごらず謙虚に全員で挑戦していく」と意気込んだ。

 県内1部リーグではほぼ負けなしで、社会人選手権でも九州予選を勝ち上がり、2年連続全国出場を決めている実力チームだ。ファンの期待を集める昇格に、決勝で2得点を挙げたFW佐藤元紀は「九州リーグで優勝するだけでなく、得点王を目指す」と力を込めた。同じFWの小畑賄人も「可能な限り早くJFLやJリーグに昇格できるよう、トレーニングでも試合を意識しながら取り組む」と語った。