翁長雄志知事は19日午前の定例記者会見で、18日に宜野湾市の普天間第二小学校上空を米軍機が飛行したことを沖縄防衛局が確認したことについて「最大限可能な限り(学校上空を)飛行しないとした約束が破られたことは極めて遺憾。極東の安全を守る前に国民の安全を守りきれない」と厳しく批判した。日米両政府は、昨年12月の第二小への米軍ヘリ窓落下事故を受け、学校上空を「最大限可能な限り」飛行しないとしていた。
米軍が学校上空飛行の事実を否定していることについて知事は「航跡などの証拠を県民に示し、(飛んでいないということを)客観的に示さないといけない」と指摘した。
日本政府に対しては「防衛局が設置したカメラで国民に(飛行の事実を)報告した。今までのような当事者能力のないようなことではなく、毅然(きぜん)とした態度で(今後も)後退することなく対処してもらいたい」と求めた。【琉球新報電子版】