翁長雄志知事は19日の定例記者会見で、2017年の入域観光客数が前年比9・1%(78万3100人)増の939万6200人となり、5年連続で過去最高を記録したと発表した。また県は17年度の目標である入域観光客数950万人も、現在のペースが維持されれば達成する見通しだとした。
県は07年3月に策定した「ビジットおきなわ計画」で16年までに入域観光客数1千万人を目標に設定した。また17年3月の「県観光振興推進本部」では21年度までに入域観光客数を1200万人とするよう上方修正した。
翁長知事は17年の入域観光客数について「前年と比べて増加した要因は、行政や民間が一体となった誘客プロモーションにより沖縄の認知度向上や旅行意欲の喚起を図ったこと、航空路線の拡大や新規就航、クルーズ船の寄港回数増による外国人観光客の増加などが挙げられる」と説明した。【琉球新報電子版】