下地和也・典子さん夫妻 公私共に支え合い [夢舞台に立つ]4


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「公私共に支え合っている」と語る下地和也さん(左)、典子さん夫妻

 木下大サーカスで、唯一夫婦で共演しているのが下地和也さん(40)=石垣市出身=と典子さん(36)=兵庫県出身=夫妻だ。高さ7メートルのはしごを登る演目「一丁ばしご」で、和也さんが足ではしごを支え、典子さんが登る役で共演している。

 和也さんは23年前に名古屋で職を探していた頃、木下大サーカスの公演を見て入社した。典子さんは20歳のころ、地元公演でアルバイトをしたことをきっかけに「舞台に上がってみたい」と思ったという。共に体操などの経験はない。典子さんは「努力してできないのなら仕方ない。何より熱意が必要だと思う」と当時の心境を語る。

 サーカスで出会った2人は9年前に結婚。私生活で仕事の話はしないが、助言を求めることもある。和也さんは「どの演目も質を求め向上していきたい」と話し、典子さんは「お客さんに一番の演技を見せたい」と語った。

 問い合わせは木下大サーカス沖縄公演事務局(電話)098(856)0045。 (おわり)

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