普天間所属ヘリ、夜10時以降も複数飛行 無灯火も


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 渡名喜村で米軍普天間飛行場所属ヘリが不時着した23日夜、同飛行場所属の別の複数機が沖縄本島各地で、日米合意の航空機騒音規制措置(騒音防止協定)で制限される夜10時以降に夜間飛行しているのが確認された。渡名喜村で不時着したAH1攻撃ヘリの同型機を含め、米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイ、大型輸送ヘリCH53、UH1ヘリが夜間飛行し、中には無灯火の飛行もあった。

 これらの夜間飛行は普天間飛行場をはじめ、金武町の米軍ブルービーチ訓練場や東村高江周辺の米軍北部訓練場など広範囲におよんでいる。那覇市内上空でも無灯火で飛んでいるのが確認された。

 ブルービーチでは野営訓練が行われており、午後10時半ごろヘリが無灯火で発進していった。高江では午後10時40分ごろまでに、米軍ヘリ1機が森と集落上を低空飛行で旋回するのが目撃されている。普天間飛行場では11時までにCH53Eやオスプレイ、AH1、UH1が離着陸した。