米兵、パラシュート訓練で死亡 アリゾナ州クーリッジで在沖海兵隊員


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 【座波幸代本紙ワシントン特派員】米西部アリゾナ州クーリッジで、米海兵隊のパラシュート訓練事故が22日午前にあり、在沖米海兵隊員1人が死亡した。米軍事専門サイト「ミリタリー・ドット・コム」などが24日までに報じた。海兵隊歩兵訓練校の訓練中だったという。事故原因などについて、安全委員会が調査する。

 事故が起こったのは「ダブル・バッグ・スタティック・ライン」と呼ばれる降下方法で、一方はパラシュートに、一方は航空機内に結び付けられた綱が、兵士が航空機からジャンプする際に引っ張られ、パラシュートを開かせる。米海兵隊は、同様の降下訓練を当面停止するとしている。

 沖縄県内では、うるま市の津堅島訓練場水域や米軍伊江島補助飛行場で、住民の反対にもかかわらず、米軍のパラシュート降下訓練が強行されている。