昇竜飛躍期す球春 中日、沖縄キャンプ一番乗り


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北谷町から歓迎を受けた矢野博也社長(左から2人目)と福田永将選手会長(同3人目)=26日、北谷町役場

 2月1日から始まるプロ野球沖縄キャンプを前に、セ・リーグの中日ドラゴンズが第1陣として北谷町に到着した。町役場で行われた歓迎式には、同球団の矢野博也社長のほか、県勢の又吉克樹投手を含む選手団が訪れた。選手らは27日から自主トレを開始し、2月1日から北谷公園野球場で来季に向けて本格始動する。県内では国内9球団がキャンプを行う。30、31の両日に各球団が続々と沖縄入り、球春到来を告げる。

 北谷町で開かれた中日の歓迎式では野国昌春町長が「県内では桜も咲き始め、中日とともに春が来た。選手がしっかり練習できる環境を整えたので、秋には大輪の花を咲かせてほしい」と激励した。

 昨季の中日ドラゴンズは5位に終わり、59勝79敗5分けと負け越した。今季のテーマは引き続き「原点回帰~ドラゴンズ愛」。昨季は2016シーズンの最下位より順位を一つ上げており、今季はさらなる上昇を目指す。町から歓迎の花束を受け取った選手会長の福田永将は「今年は(下位の)Bクラスからの脱却と優勝を目指す。レベルアップしてシーズンに入れるように頑張っていきます」とあいさつした。

 町によると、新設したブルペンの落成式典を29日午後4時から北谷公園投球練習場で行う予定で、デモンストレーションとして又吉が投球練習を行うという。キャンプ中は、エースとして活躍し、監督も務めた故星野仙一氏(4日に死去)をしのぶメモリアルブースを設けることを検討しているという。