ワンタッチで警察に通報 沖縄県内のタクシー400台に防犯器搭載


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 【東京】内閣府沖縄担当部局は4月下旬から、県内のタクシーが事件・事故に遭った際、位置情報や画像データなどをワンタッチで県警に通報できるシステムを搭載し試験運用を始める。江崎鉄磨沖縄担当相が26日の会見で発表した。県ハイヤー・タクシー協会の協力を得て、タクシー400台に搭載する。システムを搭載したタクシーを通称「タクパト」と銘打ち、周知を図る。

 液晶画面やドライブレコーダー、GPS(衛星利用測位システム)などで構成したシステムをタクシーに搭載する。運転手が事件を目撃した場合や不審者を発見した場合など、状況に応じてタブレット画面をタッチすることで、ワンタッチで県警に位置情報などが即時に送信される。

 内閣府沖縄担当部局は、県民の安全・安心の確保につなげると同時に、取り組みを周知することで犯罪抑止の効果にも期待できるとしている。