【中国時報】裁判員制度案で模擬法廷を開催 高雄地方裁判所


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 台湾版の裁判員制度「国民参与刑事審判法」草案が昨年11月に公布されたことを受け、高雄地方裁判所は全国で初めて模擬法廷を開いた。取り扱う仮の案件は従業員が雇用主をタオルで絞殺した刑事事件である。

 裁判員(国民法官)の採用条件には満23歳以上、高卒以上、地方裁判所の管轄地域に4カ月以上居住していること、被疑者の配偶者や親戚ではないことなどがある。

 今回の模擬法廷には41人から申し込みがあり、うち有資格者の39人が選ばれ、任意に16人が選ばれた。アンケート調査と、3人の裁判官、2人の検察官、2人の弁護士が面接を行った結果、最終的に6人が採用され、2人が予備採用となった。

 判員には一日2千元(約6千円)の交通費が支給される。